ブロンドの猫




後者の想いは虚しく
彼女はゆっくりこちらを向き、


俺を見つめて

ほんの一瞬微笑み、ウィンクを。




彼女はまた前を向き
ドリンクを見つめさっきの表情に。



見間違えかもしれない。
そのくらいの短さ。





でも完全にやられた。


瞬殺だ。





……俺は彼女に恋に落ちた。




< 8 / 17 >

この作品をシェア

pagetop