永遠に。
―放課後―

「春人!」

「雪乃が呼び止めた。」

だれも居なくなった教室。

「はいっ!ちょこ!」

「・・・。」

沈黙が走った。

「俺、付き合っている子居るから・・・。」

「えっ?」

「今日告られて付き合い始めた。」

「それって誰?」

「言えない。」

その時私は忘れ物を取りに戻ってきたのだ。

けど入るのはやめた。

「ねぇ!結衣?」

「だから言えない。」

私はその場に居るのが辛くなった。

「だったらキスしたらうちの物になる?」

「無理だと思う。」

えっ?ちゅーぅ?



< 13 / 21 >

この作品をシェア

pagetop