永遠に。
担任は数学教師。

名前は工藤寛斗

まだ20代前半くらい。

「今日は席替えするよー。」

「よっしゃー!!」

男子が声を上げている。

私も嬉しかった。

「先生!自由席がいいです!」

「えーお前ら喋るだろ笑」

「喋らないですって!」

「じゃあ今回だけだぞ。」

「おっしゃ!」

自由席はみんなの夢だった。

決め方は男子が先に教室にいて

女子が違う教室に行くっていう決め方だ。

それで男子が決まったら今度は逆になる。

「結衣、うち春人の隣になれるかなー?笑」

「わかんなーい笑 楽しみだね。」

「うん!近い席にしよーね!」

私は後ろから2番目。

雪乃は私の後ろの一番後ろだ。

緊張の一瞬。

男子が入って来た。

私の隣は――――――。
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