愛が為にー…


「クラスで友達が出来なくて俺の所に泣いてくんなよ。」


弘樹はふざてるのか、真剣なのか、よく分からない顔で言ってくる。

多分、心配して真剣に言ってるんだろうな。
と、思い込む。
そうだったら嬉しいから…。



「そんな事しません。玲華はもう幼稚園生じゃないもん。高校生なんだもん。」


「それはどうだか…」


「大丈夫だよ。100%ないから!」


…と信じたいな。もし本当に友達出来なかったら弘樹の所に泣かないまでも行っちゃうかもしれない…。


「寂しがり屋で泣き虫の玲華が100%ない?…どうだか…。」


「だから、いつの話しよっ!!」



弘樹はふざけた顔で笑いながらからかってくる。

…やっぱりクラス一緒が良かったな。




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