勿忘草
影を造りながらも、オレンジ色に照らされる彼の顔は、
やっぱりとても格好よかった。
「…ありがとう。私の事、助けてくれて。」
ありがとう
あの暗闇から救ってくれて…
ありがとう
私を孤独から救ってくれて…。
いつも貴方は、助けてくれる。
今だってせっかく買ってきたジュースを無駄にしてまで、
私を助けようとしてくれた。
いつも心配してくれて
いつも支えてくれて
いつも私に笑顔をくれて
ありがとう。
ちゃんと言えてなかった言葉。
ちゃんと伝えられてなかった気持ち。
彼を見てたら、言わずにはいられなかった。
伝えずにはいられなかった。
というより、なんだか伝えなきゃいけないような気がして。
伝えなきゃ、凄く後悔するような気がして。
「…!シオン、お前…なんで…」
そんな私を見て、
総護君がとても驚いた顔をした。
そして優しく、少し困惑げに響く彼の声。
「…なんで…泣いてんだよ?」
「…え?」
その時、初めて気がつく。
頬を伝う雫の存在に
自分が泣いていた事に。
「…あれ?どうしてだろう…」
いつの間に流れていた涙に驚く。
やっぱりとても格好よかった。
「…ありがとう。私の事、助けてくれて。」
ありがとう
あの暗闇から救ってくれて…
ありがとう
私を孤独から救ってくれて…。
いつも貴方は、助けてくれる。
今だってせっかく買ってきたジュースを無駄にしてまで、
私を助けようとしてくれた。
いつも心配してくれて
いつも支えてくれて
いつも私に笑顔をくれて
ありがとう。
ちゃんと言えてなかった言葉。
ちゃんと伝えられてなかった気持ち。
彼を見てたら、言わずにはいられなかった。
伝えずにはいられなかった。
というより、なんだか伝えなきゃいけないような気がして。
伝えなきゃ、凄く後悔するような気がして。
「…!シオン、お前…なんで…」
そんな私を見て、
総護君がとても驚いた顔をした。
そして優しく、少し困惑げに響く彼の声。
「…なんで…泣いてんだよ?」
「…え?」
その時、初めて気がつく。
頬を伝う雫の存在に
自分が泣いていた事に。
「…あれ?どうしてだろう…」
いつの間に流れていた涙に驚く。