“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
凌に、
「ちょっと待ってて」
そう言って、
あたしはロッカーから英語の辞書を取り出して、急いで凌に手渡した。
「さんきゅ」
みんなには滅多に見せない、透き通るような綺麗な笑顔。
凌の笑顔なんて、
小さい頃から見慣れてるはずなのに、
今だに慣れることなんてできなくて。
この笑顔一つで、
胸がキュンキュン痛いくらい締め付けられて。
この笑顔一つで、
泣きだしそうなほど、嬉しくなる。
「ちょっと待ってて」
そう言って、
あたしはロッカーから英語の辞書を取り出して、急いで凌に手渡した。
「さんきゅ」
みんなには滅多に見せない、透き通るような綺麗な笑顔。
凌の笑顔なんて、
小さい頃から見慣れてるはずなのに、
今だに慣れることなんてできなくて。
この笑顔一つで、
胸がキュンキュン痛いくらい締め付けられて。
この笑顔一つで、
泣きだしそうなほど、嬉しくなる。