“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「ん?」


なおもあたしを見下ろす凌に首を振って、
中に入る。


毎年恒例の立食パーティ。

各自お料理やお酒を楽しんでいて。



盛り上がるみんなとは反対に、

あたしは、

おいしそうなお料理を前にしても食欲がわかず、

おしゃべりする気分にもなれなくて、


みんなから離れて、大きな窓の横の壁にもたれかかった。
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