“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
あたしは胸が苦しくなって、
こっそりと裏庭にあるプールに足を向けた。
右手には、渡すことのできない凌へのプレゼントを持って・・・。
チャプチャプ・・・。
プールサイドに腰かけて、
足だけの水浴びをする。
昼間暑かったせいか、適度にぬるくて気持ちいい水の温度。
湿り気を含みつつも、割と涼しい風が頬を撫でる。
無意識に、自分の体を抱きしめるように、
二の腕をさすったとき――…
こっそりと裏庭にあるプールに足を向けた。
右手には、渡すことのできない凌へのプレゼントを持って・・・。
チャプチャプ・・・。
プールサイドに腰かけて、
足だけの水浴びをする。
昼間暑かったせいか、適度にぬるくて気持ちいい水の温度。
湿り気を含みつつも、割と涼しい風が頬を撫でる。
無意識に、自分の体を抱きしめるように、
二の腕をさすったとき――…