“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
ぐしっ・・・。


みっともない、すすり泣き。

おまけに、こんな勘違いのプレゼントなんて、渡せないよぉ。


あたしは、綺麗にラッピングした香水のビンを握り締めた。



凌は昔から香水とか大好きで。

いっつもいっつもいい匂いがしてて。


あたしは、凌のつけるいろいろな香りをかぐたびに、


“あたしの好きな香り”を

“あたしが選んだ香り”を

凌がつけてくれたらなぁ~って。


そんな憧れを持っていて。
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