“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「ぇ・・・っと。
・・・それは・・・」

戸惑うあたしに長谷川くんは、


「ほら。
早く。
向こうむいて」


じれったそうに言って、ちょっとあたしの肩を押した。


「いーから。
早く」


キュッと眉根を寄せる長谷川くんにせかされて、


「ぅ・・・ぅ・・ん」


足をプールにつけたまま、
横を向いて、長谷川くんに背中を見せたけど。

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