“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「・・・あの・・。
・・ま・・だ・・かな?」


「あー。
もうちょっと、待って」


数分たった?って思うのに、
長谷川くんからは
いっこうにOKが出なくて。


「じゃ・・。
あの。
あたし・・自分でやるから」


そう言って振り返ろうとしたとたん。


「で~きたっ♪」


長谷川くんの嬉しそうな声が聞こえて、


「どれ。
見せて?」


肩をグイっとつかまれて、

顔と首元をのぞきこまれた。

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