“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
目を泳がせて口を押さえ、
横を向いたオレを、
「いまさら。
何照れてんのよ。
気持ち悪い」
春山はバッサリ切り落とす。
「あんた達。
ほんと。
見ててはがゆい」
春山は身震いして、
自分の体を抱きしめるように、
二の腕をこする。
「英語の辞書貸してとか。
“おさななじみ”だからとか。
そんなまどろっこしいこと言ってないで、
好きだから会いに来たって。
好きだから、二人きりになりたくて連れ出したって。
はっきり言って、
抱きしめるなり
キスするなり・・・
・・・モガ・・・」
横を向いたオレを、
「いまさら。
何照れてんのよ。
気持ち悪い」
春山はバッサリ切り落とす。
「あんた達。
ほんと。
見ててはがゆい」
春山は身震いして、
自分の体を抱きしめるように、
二の腕をこする。
「英語の辞書貸してとか。
“おさななじみ”だからとか。
そんなまどろっこしいこと言ってないで、
好きだから会いに来たって。
好きだから、二人きりになりたくて連れ出したって。
はっきり言って、
抱きしめるなり
キスするなり・・・
・・・モガ・・・」