“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
そう言ってあごをちょっと突き出し、
「その証拠に。
あんたの気持ちなんか、これっぽっちもあの子に通じてないし。
それどころか・・・」
突き出したあごで、オレの後ろを指し示す。
「あの表情。
今まで以上に。
思いっきり、誤解したみたいだから」
大きな目でオレをキッと睨みつけ、
「そんなんで。
遥を大事にしてるって言える?
もたもたしてると“アイツ”にとられるわよ」
春山はそう言って、口のあたりをこぶしでぬぐった。
「その証拠に。
あんたの気持ちなんか、これっぽっちもあの子に通じてないし。
それどころか・・・」
突き出したあごで、オレの後ろを指し示す。
「あの表情。
今まで以上に。
思いっきり、誤解したみたいだから」
大きな目でオレをキッと睨みつけ、
「そんなんで。
遥を大事にしてるって言える?
もたもたしてると“アイツ”にとられるわよ」
春山はそう言って、口のあたりをこぶしでぬぐった。