“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「いや・・・。
あの・・・。
えっと・・・」
目線をチラッと上げ、
曖昧に笑うあたしに、
「もう一回聞く。
遥ちゃん。
好きな奴いるの?」
長谷川くんは寂しげに笑う顔を横に傾ける。
「えっと・・。
あの・・・」
・・・そんな真剣な瞳で見つめないでよ。
「いや・・。
その・・・」
・・・そんな、そんな切ない瞳を向けられたら。
あの・・・。
えっと・・・」
目線をチラッと上げ、
曖昧に笑うあたしに、
「もう一回聞く。
遥ちゃん。
好きな奴いるの?」
長谷川くんは寂しげに笑う顔を横に傾ける。
「えっと・・。
あの・・・」
・・・そんな真剣な瞳で見つめないでよ。
「いや・・。
その・・・」
・・・そんな、そんな切ない瞳を向けられたら。