“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
今まで誰にも。

こんなことを言われたことのなかったあたしには、長谷川くんの言葉は、本当に魔法の言葉みたいで。

胸がキュンキュンして嬉しくて。




でも。

あたしを見下ろす長谷川くんの顔が凌じゃないのが、
つらくて
切なくて。




こんな時なのに。

長谷川くんがあたしを好きって言ってくれてるこんな時でさえ、

凌のことを考えてしまう自分が情けなくて。


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