“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「あー・・・。
もう。
学校休みてぇ・・・」


ガシガシ頭を拭きながら、
昨日春山にもらったシャンプーを、
憎らしく思いながら、斜めに見下ろす。


“モテたい男の必需品”って!!

なんつーネーミングのシャンプーなんだよ。

春山っ!!!

こんなもん。

いらねぇっつーの。

必要ねぇっつーの。

何人の女の子にモテたって、
肝心の一人にモテなきゃ意味ねぇっつーの!!
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