“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「あいつ・・・さ。
今までは遊んでたけど。
おまえのことは真剣だから、
大丈夫だって。
キスが始めてだからって、
笑ったりしねぇよ」



仕切りのカーテンをジャッと音をたてて開けて、



「オレもさ。
実は、春山が好きなんだよね。
何でもわがまま聞いてやるなんて、言い出しといて悪いけど。
キスは好きな子とだけ、
したいじゃん?」



遥に背を向けたまま、
精一杯強がるしか、
・・・なかった。
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