“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「いや。
だから。
あたしは。
あんた達が妙なすれ違いをしてるのを見てられなくて。
だから北村くんが好きとか、らしくない嘘を・・・」


「綾香。
今さらそんな・・・。
気にしなくていいよ。
あたしに気にせず、
ちゃんと凌に気持ち伝えてよ」


綾香の気持ちが嬉しくて、
小首をかしげて、
ちょっと笑ったあたしに、


「いやいや。
そんな誤解嬉しくないから!!!」


綾香があたしの肩を掴んで、
ぶんぶん揺らす。
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