“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「すげー。
嬉しくって泣きそー」



長谷川くんは口を押さえて天を仰いでから、
あたしの肩に手をかけたけど。



「ごめん。
緊張しすぎて、
何もできねー」



照れたような笑顔で舌を出し、



「プールでクールダウンしてもいい?」


区民プールを指さした。

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