“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「ち・・・ちょっと待って!
長谷川くん。
怖いから。
怖いから。
まずは足のつくところで練習・・。
やっ!
怖いって・・・」




ジタバタするあたしに、





「大丈夫。
俺が抱きしめてるから」



長谷川くんは照れたような顔で嬉しそうに言ってから、




「そんなに怖いなら。
全力で俺に抱きついてれば?」



そう言って、プールの中心に目を向けた。
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