“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
そして、
そんな、
遥を凝視する野郎の目を、
遮るようにして遥の前に立ち、


「どうした?」


懸命に冷静を装って、
口を開いた。


遥とまともにしゃべるのは、
保健室以来で、


「伝言なら。
征に伝えてやるけど?」


意識しないようにしようとすればするほど力が入り、
ぶっきらぼうに、なってしまう。
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