“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
・・・ぅ・・・。
お兄ちゃんにそう言うことによって、
“今年は行かない”
凌の素っ気ないメールを思い出して、
胸がキューンと苦しくなって、
「なんか。
サッカーの合宿とか・・・。
あるみたいだよ?」
お兄ちゃん相手に、
意味のない言い訳をしてしまう。
「お。
そうか?
じゃあ。
今年は!
あの背の高い奴でも誘うか?」
お兄ちゃんは、凌の話をサクっと切り上げ、
「長谷川くん・・・だっけ?」
顔色を窺うように、
あたしの顔をのぞきこんだ。
お兄ちゃんにそう言うことによって、
“今年は行かない”
凌の素っ気ないメールを思い出して、
胸がキューンと苦しくなって、
「なんか。
サッカーの合宿とか・・・。
あるみたいだよ?」
お兄ちゃん相手に、
意味のない言い訳をしてしまう。
「お。
そうか?
じゃあ。
今年は!
あの背の高い奴でも誘うか?」
お兄ちゃんは、凌の話をサクっと切り上げ、
「長谷川くん・・・だっけ?」
顔色を窺うように、
あたしの顔をのぞきこんだ。