“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
心の中で感謝して、
ぜぇはぁ言いながら、
あたしだけ先にプールサイドに上がった時。



「あれ?
遥ちゃんっ!!」


あたしを呼ぶ声がした。


「え?」


声のした方向に目をやると、


「あ・・・。
由奈ちゃん」


数人の女の子の中にいた由奈ちゃんが、
あたしに手を振って、
こっちに走ってくるのが見えた。
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