“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「つい、舞い上がって。
キスなんかして。
本当にごめん」


凌はバスタオルを握り締めたまま、
申し訳なさそうな顔で唇をかみ締め、


「遥が・・・さ。
オレを好きだった・・・ってわかって、
すっげぇ嬉しい。
でも。
こんなことなら。
オレ。
もっと早く、告白すればよかった。
ほんと。
カッコ悪ぃよな。
オレ」


泣き出しそうな目をあたしに向け、
顔を歪めた。

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