“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「ほんとに?
ほんとに?
じゃあ、キスは?
征と・・・キス・・・」



そう言って凌はあたしの体を放し、
至近距離から、あたしの顔を凝視する。




「・・・して・・ないよ・・」




凌の・・・ばかぁ。
こんなこと言うの。
・・・恥ずかしいよぉ。




恥ずかしさから、
下を向こうとしたあたしの動きを阻止して、
凌の舌が強引に、あたしの唇を割って入る。

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