“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「小さい時から。
ずっと
ずっと
大好きなのに。
“好き”の一言さえ、
言えないくらい」




凌は凛とした大きな目であたしを見下ろして、





「遥以外、眼中にないのに。
春山が好きだって、嘘つくくらい」




そう言ってから、
目をふせて、唇をかみ締める。

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