“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
side 凌
「あー!
みっともねぇ!!」
オレは、店内で椅子の一つををガタっと引き出し、
片足を立てて、椅子に座った。
「ふぅ・・・」
浅いため息をつきながら、こめかみに手をあて、
遥の使っているシャワー室に目を向け、
さっきまでのことを反芻する。
・・・ほんと。
めちゃくちゃだよな、オレ。
口の端に浮かぶ苦笑。
ガキか!っつーの。
チッ!っと無意識に出る舌打ち。
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side 凌