“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
オレはケータイに向かって叫んで、
電源ボタンを押し続け、OFFにした。



・・・ったく、宏のヤツ。



まぁ。
あいつのおかげで遥に告れたけど、
あれじゃあ、
ただ、
面白がってるだけ、じゃねぇかよ。



・・・ったく、宏のヤツ。



ブツブツオレが呟いていると、
コンコン・・・。
ドアをノックする音と、


「凌?
どしたの?」


おろおろしたような、遥の声。
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