“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

side 遥





あたしの肩の辺りに、凌が顔を埋める。


凌の息が、耳にかかって

凌の唇が、首筋に微かにあたって

凌の腕が、あたしのウエストあたりで交差して

凌の胸が、背中に密着する。



それは
すごく

あったかくて
やさしくて
心地よくて
安心できて。


でも一方で、上がり続ける体温と、激しさを増す鼓動。

体の奥がジン・・・とするほど、甘ったるい空気と沈黙。

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