“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
頭の芯が痺れて

体の奥がボーっとして

なんにも考えられなくなるくらい。


繰り返される甘いキスの味に、真っ白になって。


ふにゃ・・・っとしたあたしに、


「勉強なんて。
二人っきりになりたい男の“ただの、口実”だろ?」


凌があたしから手を放し、顔を逸らす。


「遥。
おまえ、男ってものを、全然わかってねーなー」


「・・・でも・・・。
長谷川くん・・・。
何もしないって言ってくれたし・・・」
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