“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「いつまでケンカしてんだよ。
行くぞ?」


凌が長谷川くんの背中に、軽く蹴りを入れて、


「じゃ、遥。
また後で」


あたしに軽く手をあげ、


「あ。
そーだ。
遥。
プレゼント忘れんなよ?」


あたしのおでこをチョンチョンとつつき、


「遥は、
ほんと、
ドジっ子だから」


足元のプレゼントの山を持ち上げる。

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