“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
しゃがんだまま佐藤さんを見上げたオレに、
「こんなとこ見られて。
恥ずかしいに、決まってんでしょ?」
佐藤さんは真っ赤な顔をプイっと逸らした。
・・・は?
何だよ。
ソレ。
ついおかしくなって、
「佐藤さんって、けっこうドジなんだ?」
廊下に転がるかばんと、赤いスクエアのメガネを拾い上げて渡すと、
「んーん。
別に。
全部、計算」
佐藤さんはメガネをかけながら、ボブの髪をサラッと揺らし、涼しい目をオレに向けた。
「こんなとこ見られて。
恥ずかしいに、決まってんでしょ?」
佐藤さんは真っ赤な顔をプイっと逸らした。
・・・は?
何だよ。
ソレ。
ついおかしくなって、
「佐藤さんって、けっこうドジなんだ?」
廊下に転がるかばんと、赤いスクエアのメガネを拾い上げて渡すと、
「んーん。
別に。
全部、計算」
佐藤さんはメガネをかけながら、ボブの髪をサラッと揺らし、涼しい目をオレに向けた。