“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
でもさ?
お兄ちゃん。

そんなこと言うけどさ?
凌からなんて、思いもしないよ。

だって
凌が
あたしのこと
好きでいてくれるなんて。


そんなこと


そんなずうずうしい事
考えられないよ。


でも


「遥。
よかったな。
凌に告白してもらえて」


お兄ちゃんに頭を撫でられると、
昨日の嬉しさがこみ上げてきて、


あたしは頬の筋肉ゆるみっぱなしで、ずっとニタニタ笑ってたから。

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