“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「凌の好きそうな感じなら、
あたし大体わかるから」
綾香の腕を引っ張って、
おしゃれなショップに足を向けさせる。
「ね。
ね。
綾香。
見て見て。
こんな感じの服とかどう?
凌似合いそうじゃない?」
「えー?
そう?
っていうか。
それ高すぎだから、却下」
「じゃー。
これは?」
「あのさ。
遥。
悪いんだけど。
あたし。
ただの顔見知りに、形に残る物。
あんまりあげたくないんだよねー」
あたし大体わかるから」
綾香の腕を引っ張って、
おしゃれなショップに足を向けさせる。
「ね。
ね。
綾香。
見て見て。
こんな感じの服とかどう?
凌似合いそうじゃない?」
「えー?
そう?
っていうか。
それ高すぎだから、却下」
「じゃー。
これは?」
「あのさ。
遥。
悪いんだけど。
あたし。
ただの顔見知りに、形に残る物。
あんまりあげたくないんだよねー」