“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「えぇ。
そのくらいじゃ、無理、ですよ。
なんせ、俺なんかより、仕事の方が大切な親、ですから」



長谷川くんは、何でもないといったように、サラッと言い、



「まぁ。
身の回りのことが必要なら、金で人間を雇えばいいだけのこと。
子供の骨折ぐらいでは、わざわざ帰ってくる理由にはならない。
さっき、そう言ってました」

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