“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「あー。
もう、遥ちゃん、どうしたの?」



それでも。
甘く笑う長谷川くんを、
ベットの横の椅子に座って、
ジッと見つめると。



「・・・ほんと・・・に?」


長谷川くんは顔の向きを変え、窓の方を向きながら、小さくつぶやいた。


「本当に、何でも、いいの?」


その声は
ほんと
小さくて。


その声には
期待と
不安が
入り乱れてて。


たぶん
・・・ううん。


絶対


長谷川くんが次に口にする言葉は・・・。


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