愛してよ欲しいよ、本当は
――ガチャ――



あ・・・将君帰って来た・・・。



「おかえり」

「・・・あぁ」



今日は将君が帰ってくる前に夕飯を作っておいた。

将君の好きなカレー。


将君は私の好きなものしってる?



きっと将君は私の誕生日さえも知らないよね。

まぁ、もぅそんなことはどうでもいいけど・・・ね。


私と将君は食卓テーブルにつき、カレーを食べ始めた。


あぁ・・・これも今日で最後なんだな・・・



私は将君を目に焼き付けておこうと気付かれない様に将君をみていた。



「・・・なんで・・・?」




「え・・・?」




普段はほとんど話しかけてこない将君が話しかけてきたからかなり驚いた。










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