月夜に想う。





目の前は真っ暗だけど、

心が朝なの。



「いつもありがとう。あたしは2人に何も出来ないけど、、」



あたしの言葉を、2人が遮る。

手をギュッと握り締めて。



「真陽は、俺の太陽だから。何もしなくても、俺を照らしてくれるから。」



「満月…」



お母さんが頷くのが、気配でわかった。



< 33 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop