先生の隣で


「じゃあこれからも…頑張ってください。」


最後に先生は一つ涙を流した。


その瞬間皆がなきだす。




私のたくさんの涙を流した。


もっと皆と一緒にいたいよ…。


まさ君の生徒でいたいよ…。


色んな思い出が頭に浮かぶ。


そんなとき呼ばれた名前。



「桜井っ」


すぐにわかる愛しい人の声。



まさ君?


「こっち。」


手まねきをされ教壇に上がった。


「なに…?」

私はまさ君を見上げた。



「皆にいいたいことがある…」


先生は目線を皆に向けた。



きっと言うんだ…。


付き合ってること。


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