先生の隣で


「まぁ座って」

そういわれ私はソファに座った。



なぜか緊張する…


いつもと違う雰囲気。

喉がカラカラになったから
出されたコーラを飲んだ。

冷たい~

渇いた喉にはいい飲み物だ。


珍しく静かな先生が気になった。

「先生…?」

「はなしていい?」


私はコーラを机に置いた。


「うん」

「男って寺田?」

「さっきの友達?」

「うん。声が寺田だった。」

「そうだよ?」

「なんで2人でいんの?」


先生に2人でいた理由を話した。


偶然であったこと。

相談をしたこと。


相談の内容は言えなかったけど、
それ以外はすべて話した。

「俺に相談してほしかったな…」

「えっ…?」

「頼りになんない??」


まっすぐ私を見てる先生。


私はすぐに目をそらした。


「相談は…できない…」



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