先生の隣で



「先生…よんだ?」


「…うん。ゴメン」


「あはははっ私もごめんなさい」


なんで―


「いや…その。まぁとりあえず真面目に反省文かけ。」


「先生?」

「今のはこれ書き終えてから。」


私あんなこと書いちゃったの?―



私は頷いて新しい紙に書きはじめた。



さっきとは違う静かな空間。



私本当バカ…




私は涙を堪えながら、書きつづけた。





フラれる前に冗談だよ?


っていいたい。


1年我慢したのに。


ずっと我慢してたのに。




もうすぐ終わる反省文。



これ書き終えたらフラれちゃうのかな?



やだよ…



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