先生の隣で



「ごめんなさい。やっぱり私…彼が好き。」


「…うん、わかってる。」

「相談のってくれてありがとう。嬉しかった。」


「うん」



寺田くんは冊のところに肘を
おいて遠くを眺めた。


「櫻井先生だろ?」


「へっ…」

「しってるから。桜井の目が俺じゃなくてあいつずっと見てたこと。」


「…」

「内緒にしてる。頑張ってな?
なんかあれば頼れよ?」

「うん…ありがとう」


私は屋上から降りるため
ドアを開けた。


「…ッ…ク…」


寺田くんの泣き声…。


ごめんね?


次は幸せになってね。


ありがとう。



私は屋上をでて教室に行った。



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