仮面の下に捕らわれて
自分で可能な限りは磨きをかけてきた。
そして今では学園内とそれ以外の使い分けも徹底している。
自分は割と完璧なはず。

でも…

心はどこか冷めていて…































観葉植物の茂った庭を抜けて、洋風木造の建物の戸に手をかける。

チリン…

扉を開けると香る貴方の香り。

















私の心に温もりをくれた人。

彼の控えめな笑顔にホッとする。



私の好きな人。
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