tone-deafness

「ねぇ陽」

「ん?」

「あのまみって子……」

「うん。やっぱそうだよね」

「なんで隠してるんだろうね」

「なんか理由があるんじゃない?」

「……うん。教えてくれたらいいのにね。」

「てかさ、4人とも目立つよねぇ」

「でも沙恵は自覚がないかんねぇ。」

「きっと今頃3人とも可愛くて目立つから大変だなーくらいにしかおもってないんだよ」

「だろーなぁ」












………ハクチュ!!

「沙恵大丈夫?」

「うん……大丈夫だよ。あ、まも……まーちゃん!」

「まもで大丈夫だよ。私を知ってる人誰もいないだろうし。」

「(まもるは結構有名だったんだけどなぁ)まぁ、まーちゃんにするよ。あのね、滝くんのバンド仲間もかっこいいんだよ!!」

「……へぇ」

「もっと興味もって!!」

「無理かなぁ。今はそういうの興味ないもん」

……まぁそれなら仕方ないかなぁ

変な奴と付き合ってほしくないし。






そうこうしているうちに体育館についた。

何組か終わっているようで体育館は盛り上がっていた。
そして、進行役みたいな人がステージに立っていた。

「はーい!お次は『tone-deafness』でーす!」

間に合った!!

『tone-deafness』?

「ねぇ花恵ちゃん『tone-deafness』って?」

「うーん……」

「音痴」

「「「………」」」



まもるよく知ってるなー


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