森のクマ野郎

見た目とは裏腹に


目が合った、
あれ?よく見れば日本人だ…


てか、リチャードっぽいと言えばリチャードっぽいけど熊伍郎ではないよね。

私はいろいろ考えながらもそのイケメン様に見とれてた。


「………誰だてめぇ」

「……………………へ?」

見た目からは想像できない少し乱暴な言葉が彼から聞こえ、一瞬本当にその声がイケメン様のものなのかを疑ってしまった。



「誰だって聞いてんだよ!さっさと答えろ!」

あれ?どうやらお怒りのようです…。

「私は今日から熊伍郎様の専属メイドとして仕え…」
「俺様をその名前で呼ぶんじゃねぇよブスっ!!」

「…………はえ?」

まさかとは思ってたけど、この人が熊伍郎……つまり私のご主人様…?


うっそ~
名前とのギャップありすぎるっしょ~これはないって~

「その名前は捨てたんだ。俺様のことはリチャードと呼べ、わかったかメイド?」

「はい」
あなたが電波か頭の悪い気違いだということはね。


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