森のクマ野郎
電車に乗って、5つ先の駅が私と由紀の高校。頭は良いわけでも悪いわけでもない普通の公立高校。
2人ともクラスが一緒で私が席に着くと自分の席に荷物を置いた由紀がにこやかに私の席の前の椅子に座って話し掛けて来る。
「聞いて聞いて!嵐のコンサートのチケット手に入れちゃった~!」
「へーすごーい」
「うっわ感情こもってないし!知ってる?嵐のチケットってすごい競争率なんだよ?」
「あー今売れてるもんね。」
「けど今mi-naも人気でしょ?嵐が影に隠れちゃうの嫌なんだよね~」
「確かにmi-naは人気高いね~!あれが同期とか尊敬するよ!」
「そう?」
「うん!」
同期のくせに仕事して忙しい思いしてほんとに尊敬~
私には無理な話だよね。かじれる限りに親のすねをかじり続けるよ私は!
2人ともクラスが一緒で私が席に着くと自分の席に荷物を置いた由紀がにこやかに私の席の前の椅子に座って話し掛けて来る。
「聞いて聞いて!嵐のコンサートのチケット手に入れちゃった~!」
「へーすごーい」
「うっわ感情こもってないし!知ってる?嵐のチケットってすごい競争率なんだよ?」
「あー今売れてるもんね。」
「けど今mi-naも人気でしょ?嵐が影に隠れちゃうの嫌なんだよね~」
「確かにmi-naは人気高いね~!あれが同期とか尊敬するよ!」
「そう?」
「うん!」
同期のくせに仕事して忙しい思いしてほんとに尊敬~
私には無理な話だよね。かじれる限りに親のすねをかじり続けるよ私は!