そっかぁ
恋ってこうだった
2章 拓かれていた道
1週間後、離職票を持って私はハローワークへ向かった。
そこには、不安そうに仕事を探す人、目をキラキラさせながら次の仕事に意気込みを見せている人、ただ何となく通っている人と様々な人達がいた。
…いったい私はまわりから見たらどんな風に見えているのだろうか…急におかしくなった。
「山本さ~ん」
自分の名前を呼ばれふと我に返る。
キャリアウーマンって感じの人が、テキパキと説明を始めた。
「……訓練校…」
20分にも及ぶ説明の中で発したたった6文字の台詞が頭の中を何回もコダマした…
今でも疑問なんだけど、その瞬間から私は訓練校に行く事ばかりを考える事となる。
「そっかぁ、一言で訓練校って言ってもいろんな分野の学校があるんだぁ」
家に帰ると、優柔不断な私は選ぶことがだんだん面倒くさくなっていった。
それなのに…
次にハローワークに行くまでに、いくつもの道を迷いながらなぜか私は、全く未知の分野の『CADオペレーション』の学科を選んでいた。
夕方ハローワークに着き、その学校の事をあれこれ聞いていると、
「残念だけど山本さん、願書の締め切りは今日までですね」
「じゃあ、間に合いますね!!」
そこには、不安そうに仕事を探す人、目をキラキラさせながら次の仕事に意気込みを見せている人、ただ何となく通っている人と様々な人達がいた。
…いったい私はまわりから見たらどんな風に見えているのだろうか…急におかしくなった。
「山本さ~ん」
自分の名前を呼ばれふと我に返る。
キャリアウーマンって感じの人が、テキパキと説明を始めた。
「……訓練校…」
20分にも及ぶ説明の中で発したたった6文字の台詞が頭の中を何回もコダマした…
今でも疑問なんだけど、その瞬間から私は訓練校に行く事ばかりを考える事となる。
「そっかぁ、一言で訓練校って言ってもいろんな分野の学校があるんだぁ」
家に帰ると、優柔不断な私は選ぶことがだんだん面倒くさくなっていった。
それなのに…
次にハローワークに行くまでに、いくつもの道を迷いながらなぜか私は、全く未知の分野の『CADオペレーション』の学科を選んでいた。
夕方ハローワークに着き、その学校の事をあれこれ聞いていると、
「残念だけど山本さん、願書の締め切りは今日までですね」
「じゃあ、間に合いますね!!」