そっかぁ 恋ってこうだった

４章 過去の傷

私が22歳の時、いわゆる運命を感じて24歳で農家に嫁いだ。


26歳…


軽いうつ病になり自殺する事ばかりを考えるようになる…


夫が結婚してから一度も家にお金を入れなかったからだ。


今から思えば夫へ当てつけもあったのだろうか、それから私は水商売の道に進んだ。


お金が入ってくる安心感からか、薬がなくても毎日よく眠れた。


だけど、心の底の何かは満たされてはいなかった。


（私はどうしてこんな酒のみの相手をしてなきゃいけないんだろう？）


泥酔した客の心ない言葉に傷つけられ泣いた日もあった。


そんな時、泣くための胸を貸してくれる人がいた。彼は、その店に通う二つ年下の客だった。



そこからはだいたい想像つくでしょう？ありがちに不倫に燃えて、その結果夫に慰謝料を請求されて離婚した。