超イケメン☆ホストクラブ

「いらっしゃい。銀河のお客で残念だけど、今夜は楽しんでいけよ？」

最初に聞こえた声の持ち主が姿を現す。

ぶしつけな言い方に顔を見やると、

短かめの脱色したアッシュブロンドに、きつめにやや吊り上がった眼差しと、傲慢そうに薄く笑った唇が人目を惹き付ける男性がいた。

「俺は、流れる星で、流星（りゅうせい）。あんたの名前は？」

「理沙……。理科の理にさんずいの沙…」

（"おまえ"の次は、"あんた"なわけ？）と、答えて、顔をしかめる。

「ああ、流星。あんたとか呼ぶのやめとけよな。理沙は、おまえとかあんたとか呼ばれるの、すげぇ嫌いみたいだから」

と、すかさず横から銀河が口を出してきた。

「……私じゃなくても、誰でも嫌いだから……」

少しムッとして言い返す。