超イケメン☆ホストクラブ
「料理、うまいね…」

「ああ、まぁね。俺って、けっこう苦労してるから」

言って、銀河が額にかかる長めの前髪をかき上げる。

「自分でそういうこと言う? ふつう……」

と、呆れる私に、

「苦労してきたイケメンって、陰があるみたいでいいだろ?」

そう銀河が言い、ニッと笑った。

「……あんたに陰とか、全然感じられないから……」

(ホントしゃべんなきゃいいのに……)

と、思いながら、残った料理を口に運んだ。
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